鳥取と二十世紀梨

母方の祖父の故郷、鳥取から二十世紀梨が送られてきました。僕が生まれた頃亡くなった祖父は鳥取から稚内に移住して、母の進学を機に札幌に引っ越してきたようです。そのあたりの事情は間違っているかも知れないけれど、確かめるすべもないので。明治期に本州から北海道へ移住してきたのは元士族、農民、屯田兵が多いのは周知の事ですが、鳥取から北海道へは釧路が多かったようです。釧路市鳥取区があり、鳥取市と姉妹提携もしているよう。
 さて送られてきた二十世紀梨は国内収穫量の半分を鳥取県産が占めているようです。しかし全国的には赤梨の幸水豊水等が中心で、二十世紀梨は14%とか。この梨は明治に偶然発見され、形が良く色も美しく、それまでになかった甘さと多汁で、皮が薄くて柔らかいこの梨は二十世紀に王座を成す梨になるだろうと願いを込めて二十世紀梨命名されたようです。 今晩はデザートとして秋の味覚を味わいたいと思います。画像を探してみましたが、下にあるように「鳥取フルーツのプリンス」とか「鳥取天然スイーツの王様」とかキャッチ・コピーに工夫を凝らしていて微笑ましい。