Learning Commonsについて

昨日学長のもとで図書館長、教育開発運営委員長とともに、「ラーニング・コモンズ」の補助金申請の説明を受けました。これは数年前から各大学でも取り組んでいて、うちの大学は例によってのんびりしているので、今年はじめに教育開発運営委員会に検討するように指示を出したらしい。
 さて先々週行った福島大学でも、「ラーニング・コモンズ」を10年くらい前から検討していて、2010年頃図書館のごく一部を、「ラーニング・コモンズ」としてスタートさせていた。その後震災で中断。しかしその後予算が付いたとかで、図書館を大幅に回収して、「ラーニング・コモンズ」のフロアを作った。1階には生協の協力でコンビニも入り、文房具や飲食物がここで手に入り、リフレッシュできる。
 さてうちの場合は、図書館の4階の一部デッド・スペースを「ラーニング・コモンズ」として改修する事になった。文科省補助金が下りればの話ですが。その際、アクセスの悪い場所にどう学生を呼び込み利用してもらうか。サポート・スタッフに何をしてもらうか。図書館1階だけでなく、学内のあちこちに「ラーニング・コモンズ」の設置の周知とその利用を促す事をしないと補助金をもらってスペースを用意しましたで終わってしまう。
 昔は学生が自主的に、いろんな場所で一人で勉強したり、仲間と情報交換をしたり、だべったりしていましたが、今は大学がそのような場所を設備も備えて用意しなければならない。ま、僕が学んだのは北大と言う広さと自然には恵まれたキャンパスで、北海学園は地下鉄が近くて便利だけれどキャンパスがせまくて、授業が終わると学生の居場所の少ない大学なので、図書館以外にも学習や交流の場を作ってあげる事も必要なのかも知れない。