誇らしい

 今年の4年ゼミの卒業研究の発表は例年よりも少し遅れています。でもその分、演習で英語を読む事ができる。4年はほとんどゼミと卒研しか単位を残していない学生が多いので、ゼミできちんと英語を読まないと最後の1年間英語に接しない英米文化の卒業生を送り出す危険性?もある。
 もともと演習と卒業研究は別単位で、演習で卒研をするのは少し変則なのだが、演習担当の初心者(まだ4年目)なので、2科目を合体して運営していました。また卒研指導が教師とゼミ生の一対一よりも、ゼミ仲間が何をしているか知り、また適切なアドバイスもできたりしてそれなりに機能していました。
 さて今年は1学期の中間発表が出遅れていましたが、ゼミの半分は英語も読めていい部分も前述の様にあります。で2回目の昨日は日米CMの比較について。けっこう良かったです。視点、説明、取り組み方。日米のCMを簡単に比較すると、日本がイメージ先行型、アメリカがメッセージ重要型の様でしたが、よくみるともう少し複雑でした。日米どちらもイメージと商品の説明を含みむCMになっている。その在り方が日本の様に有名人を多用するパターンと、アメリカの一部のCMのように何の宣伝か分からないような物語が最後になって、あーこの商品の宣伝かと分かるパターンがありました。
 で、誇らしいと言うタイトルは、発表の後、聞いていたゼミ生一人一人のコメントがとてもよかったので。内容も発表者の参考になりそうだし、話し振りも落ちついていて。何か3年の時よりも大人になったと言うか。このゼミのせいでそうなったのかどうかは分からないけれど、少しはこの成長の手助けになっていると思いたい。
 CMをyoutubeで8本くらい見たけれど、ソニーブラビアのCMが一番印象に残りました。"bouncy ball"というタイトルで、サンフランシスコの坂をカラフルな小さいボールが無数に転がって行く。映像の面白さや色の綺麗さが、テレビの画質の宣伝に直接結びついているのが効果的。
 http://www.youtube.com/watch?v=0_bx8bnCoiU