3つのシンポジウム
この3週間で3つのシンポジウムに講師として参加しました。こんな事は初めてで面白かったけれど疲れた。
2つはすでに報告済みの英文学会の東北支部大会と、アメリカ文学会の北海道支部大会。昨日のはうちの大学(北海学園大学)の開発研究所の公開シンポジウムで、「地域の企業と大学と優位な人材の育成」(内容をアレンジしたタイトルです)というテーマで3時間。講師は地元企業家、中学校の校長先生6名、それと僕は教務関係の責任者の立場から。司会は経営学部のS先生。この人は教務委員会のメンバーでもありますが、頭が切れて話もうまい(少し話過ぎでもあるけれど)。
結構参考にもなり面白かったです。ただ聴衆が20名弱くらいで少々少ないか。これは主催者がもう少し努力しないとだめですね。先週のアメ文のほうは40名以上いました。僕のゼミ生が15名くらいいましたが。昨日もS先生の学生が5〜7,8名いて。
でも本学を選ばないで本州の大学に進学したら、就職もそのまま本州で、札幌や北海道の大学がもう少し努力しないと19歳以上の人口の道外流出が続くという指摘がけっこう印象的でした。家内の姪も、うちの大学の併設校(姉妹校ではないです)にいながら、二人とも東京へ行きました。
それと地元の企業や、小中学校も大学や地域社会との連携を強く望んでいるという事も初めて理解しました。開かれつつあるとはいえ、まだまだ閉鎖的な大学に期待する外部の期待がけっこうあるんですね。ただ若い経営学部の先生の明晰で積極的な姿勢を羨ましいと思いつつも、文学畑の人間としては、ひっそりと静かに研究していたいなとも思いました。