アメリカ風?

 全米オープン・テニスが終わりました。これが終わると秋と言う事で、テニスのシーズンも後少し、寂しくなります。実は2学期もひたひたと近づいてきて、それもこのブログを書けなく?している理由の一つのような気がします。
 さて女子は第1シードのアザレンカ(ベラルーシ)と第4シードのセリーナ・ウィリアムズ。今年の全豪で初のグランド・スラムの勝者となったアザレンカがかなりいいところまで行ったのですが、30歳になったセリーナが優勝。すごい。男子はジョコビッチとマレー。これはマレーが勝って初のグランド・スラム優勝。
 グランド・スラムはブリッジ(トランプ)から来ている用語の様ですが、もともと全豪・全仏・全英・全米の4大大会に全部勝つ=制覇する、達成する事を意味しますが、今ではその一つに勝ってもグランド・スラムに勝つと言います。またグランド・スラムはもともと1年間で達成する意味でしたが、それは非常に難しいので、何年もかけてもグランド・スラム制覇と言うようになっています。

 「アメリカ風」の事を忘れそうになっていましたが、また去年も書いたような気もしますが、6月のウインブルドンと比べるとこの全米はいかにも「アメリカ風」。サイド・チェンジの時の(余計な)音楽。ボール・ボーイが選手の後ろで飲み物を飲んでいたり、主審のそばにいる音を取っているスタッフが日焼け止めを塗っているという不作法さ。いずれも選手や主審のそばという事でしょっちゅう画面に映るんですね。何ともカジュアルで、やはり悪しき「アメリカ風」に思えます。それとフットフォールトにも甘い。それが通常となっているのが、2年前のセリーナの線審への暴言・退場事件につながっているような。つまり常にきちんとフットフォールを取っているのならいいのですが、たまたま真面目な?線審がフットフォールトを厳しく取ってもそれってある意味でジャッジの一貫性を欠くような気もして。

 そう言えば今年からだと思うのですが、観客が耳に着けているイヤフォンのようなものは何なのだろか。
 随分前だけれど、会場のArthur Ash Stadiumです。ヒンギスとセリーナ(まだ19歳)の準決勝。料金は80ドルだったような。