ビスケット

 先月また西部劇と西部小説をすこし齧りました。その時、カウボーイが食事で「ビスケット」を食べているので、多分これは我々が知っているお菓子の「ビスケット」とは違うだろうな思っていました。画面では確認できませんが、僕たちの言う固いクッキーのようなお菓子でないようです。
 それが気になっていて確認すると、やはりアメリカ式の「ビスケット」は柔らかい「スコーン」のような物だそうです。これを料理の付け合せにしたり、ハムなどをはさんで食べる。このアメリカ式の「ビスケット」はクイック・ブレッド(ショート・ブレッドの一種)とも呼ばれるから、家庭のキッチンではなく、カウボーイの野外料理としてパン代わりになるのだと思います。イギリスやヨーロッパは日本でいうビスケットと同じ。"buiscuit"は「二度」("bi"=2)「焼く」という意味から来ています。写真の左が「アメリカ風ビスケット」、右が「イギリス風」です。