ジャズのルネッサンス人

 久しぶりのマーカス・ミラーの新譜を買いました。玉光堂コルトレーンのLove Supremeを買った時に、本田竹彦の『浄土』も買い、新譜で紹介していたミラーの"Runnaisance"を買おうと思ったら在庫がない。それで日を改めて購入。
 ミラーはマイルス・バンドの最後のミュージカル・ディレクター。バンドのボスが自分より若い優れたミュージシャンに音楽監督を任せるというのは、アート・ブレーキ―とジャズ・メッセンジャーウェイン・ショーターあたりから。そう言えばショーターもマイルス・バンドのミュージカル・ディレクターをやっていた。
 そのミラーの新譜まだ聞いていません。彼のデビュー・アルバムやマイルス追悼アルバムなどで、その超絶的なベースのテクニックもさる事ながら、アルバムをゴリゴリのベース・ソロで埋めないで、他の楽器の使い方などアルバム全体のバランスをとる知性がある。
 実はニューヨークのB・B・キングのお店でミラーを聞きました。ベースも主たる持ち替え楽器のバス・クラも良かったです。新譜の写真は少し老けているので(53才か)、別な写真を。