同級生の翻訳家

 1971年北大入学の文類の第2外国語のクラスに担任が付いてホームルーム的な役割をはたしていた事について、そしてそのクラス(フランス語の6組)の入学40周年のクラス会をこの土曜日に催す事も何度もふれました。
 そのクラスの名簿に東江一紀さんという著名な翻訳家の名前があります。たくさん翻訳を出されていますが、僕はドン・ウィンズロウの『ストリート・キッズ』にはじまる「ニール・ケアリー」シリーズを読んでいました。またウィンズロウの麻薬捜査官と密売組織の戦いを描いた『犬の力』は昨年宝島の「このミステリーがすごい」で1位に輝きました。
 実はこの東江さんは偶然と僕と同時期に文学部文学科英米文学専攻にも在籍していたのですが、卒業は何年か後でしたでしょうか。同期や後輩の人に聞いても知らないとの事でした。氏のホームページを見ると陸上部の活動であけくれていたようで、陸上部卒業と自称しているようです。
 でも入学時のクラスと、学部の専攻が同じ人が、好きなミステリーの翻訳で活躍されているので、まだお会いしたことはありませんが、応援したい気持ちになります。