Raidioheadの事

 8日(金)5時限目の4年のゼミでは12名の中間発表の11人目。イギリスのグループ、レイディオ・ヘッドについて発表。オアシスと並ぶ90年代英ロックの有名バンドだと言うが初耳だった。
 でもイギリスのバンドらしく、暗めの自己否定定な歌詞が面白い。アルバムごとに作風が変わるのが特徴らしいが、ではこのバンドのどんな音作りが個性的なのかという問題と少しぶつかる。
 ミニマルなサウンド、環境サウンド風、エレクトロ・サウンド、さらにはジャズ風など、「〜風」という音作りは、バンドとしては一つの色に染まりたくないので、いろいろな音の実験をしているのだろうが、その中で自分の音を見失う可能性もある。そんなミュージシャンの努力というか、あがきについて考える。
 アメリカ文化を扱う英語講読でもウォーホルが出ていたけれど、作者が自分を無にする、作品の表舞台に出ない、でも結果として作者の個性がくっきりと表れてくる、そのアンビバレンツが面白いと言えば、面白い。