英語読解力の試験

 うちの大学では語学の試験は定期試験期間ではなく授業の最後のに実施している。これは文科省的には問題かもしれないので、今後は試験ではなく「到達度チェック」とでも言い換えなければいけないかもしれない(笑)。
 いずれにしてもこの方針は、定期試験期間における教室数の不足からくる現実的な対応で、ともかく今の教務日程(学年暦)では来週に実施します。さて標題の「英語の読解力」(そのようなものがあるとして)を試験する方法についてずっと悩んでいます。つまり授業で読んできた英文の訳を試験に出すと言う原始的ではあるけれど、受講生にとっても科目担当者にとってもやりなすい、言葉を代えれば安易な方法に頼ってきました。学生は暗記すればよいのですが、このような試験をどう考えているのだろうか。
 しかし科目担当者に時間と能力があれば、授業で読んできた英文と同程度の英文(学生にとっては初見になる)ものを出題して、辞書持ち込み可で実施したいと考えてきた。本当はほんの少し時間を取れば、実施できるとも思います。英語講読は経済・法律・工学部の3クラスなのですが、後期はこのうち1クラスでも試してみたいと思います。