30年ぶり

 月曜の夜に高校時代の級友M君から電話があった。ほぼ30年ぶりか。30歳前後までは付き合いがあり、40歳前後から賀状のやり取りが途絶えた。喪中欠礼の後、前の年の賀状を資料とすると、来なくなる/出さなくなる場合が多いだろうか。僕の場合は、30代、40代の海外研修の後もそのような例があった。
 M君は、フォーク・ソングのグループを作って、西高祭で演奏した仲間の一人。ギターの上手い別の友人MZ君は昨年亡くなった。今度30年ぶりのM君との飲み会に誘ったY君は父親同士が、尺八の師範で知り合いだったとか。Y君は高校以来ずっと付き合いが続いている。高校の卒業式に欠席した僕の卒業証書を届けてくれたのがY君だった。
 僕は大学1年時に、先に入学していたS君の邦楽?研究会に入り、ほんの少しだけ尺八をかじってやめました。しかし一緒に入部したN君(同じ西高同期)はのめりこんで、大学を中退し、尺八を演奏するだけでなく、作る修行・放浪の旅に。今では尺八工房を市内に開いています。
 このN君とMZ君がずっと付き合いがあり、MZ君のお嬢さんが北海学園のテニス部で活躍している事を知ったので、連絡を取りそのうち飲もうねと言って、果たせないうちにMZ君の訃報があった。
 一昨日、6月と7月に定年を迎えるM君とY君と、昔話とこれからの事について語り合って、ずいぶんと飲んでしまった。昨日は少しだけ二日酔いで、午後のゼミ2つを終え、帰宅して久しぶりに山本邦山の『銀界』を聞いた。