空で聞くジャズ

 今回の学会出張では、久しぶりに機内で音楽を聴きました。それが新鮮でとてもよかったです。特に小曽根真のDJによるジャズの演奏を計3回も聞きました。というのは千歳〜羽田〜福岡の往復4便ンのうち3便で同じ番組を聞かざるをえなかったわけでもありますが。
 特にブルー・ノートのルー・ドナルドソン(アルト・サックス)のBlues Walkという1956年のアルバムのタイトル曲。僕は50年代のジャズってそんなに好きではないのですが、これは50年代の匂いが強くて、同時に普遍的なジャズの魅力も湛えていると思いました。コンガによるラテン的なフレーバーも好ましい。ハーマン・フォスターのパーカッシブでブルージ―なピアノもいい。ジャケットも古臭くて、野暮ったくていいです。これって褒めているのか貶しているのか。教務的な資料を読み、メモ取りながらも、空を飛びながらのジャズを堪能しました。