原稿を落として

 12月に支部大会でやったシンポジウムを支部機関誌に投稿する予定でした。僕以外の3名はすでに原稿締め切りの2月末に入稿。僕は編集長から3月末でもいいですよと言われ、次には連休まで待ちますよとも言われ続けて、でもついに書けませんでした。
 実は12月のシンポジウムの時に3名はすでに原稿を用意して臨んでいました。僕は原稿なしで呑気に発表しましたが、原稿においてこのスタート・ラインの違いは大きかったようです。何とか2月末には7割まで、その後も8割くらいまで書けたのですが、あと10%くらいの部分が重要な結論も含めて書けない。
 学生には「書けない自分と向き合う」事の重要性を説いていながら、この体たらくです。しかも正直に言って時間が無かった訳ではない。さらに正直に言うと、シンポジウムでこのテーマについて話す事は楽しかったけれど、論文にする熱意がどこかで欠けていたと微かに?自覚しています。
 半年以上、机に乗せ続けていた文献を整理して・・・
 因みに「原稿を落とす」とは出版・編集業界用語で、締切に間に合わず、雑誌などを予定されていた頁が抜けるのを落とすと言うようです。