働く事について

 4年のゼミは12名のうち、毎回一人は二人は就職活動で欠席か遅刻をする。出席している学生の中にも、ゼミの勉強に集中できないように見える学生もいます。
 昨年の4年は、1学期中間報告、2学期最終報告で、全部の授業を発表と質疑に使いましたが、今年度は90分のうち30分くらいは、英語を読もうと思っています。英米文化の4年は3年でほぼ単位を取ってしまい、4年目は演習と卒業研究、そして就職活動とバイトで終わってしまう。そしてどうも英米文化の卒業生なのにあまり英語ができないという声もちらほら聞こえてきます。
 という訳で4年生でも英語を読もうと思い、どんな内容のものを使おうかと考えた時に、小説や詩、エッセイ、文化論ではなく、「働く事についての」論考を用意しようかと思っています。それも英米の思想家に限らず、欧米の思想家・哲学者の労働の意義などの英語訳の文章を探そうと思っています。いい材料があればいいですが。