お隣の東北支部

 アメリカ文学会の東北支部とは、地方の比較的小規模な支部同士仲良くさせてもらっています。去年も秋に仙台の研究会に行ってきました。前にも書きましたが、6月にはシンポジウムのパネリストとして出席する予定でしたが。
 今回も秋田に住む支部長と、仙台に住む事務局長から無事との連絡があり、本当にほっとしました。でもまだ半数近くの会員の安否が不明とかで、そのうちの殆どの方は無事だと思いますが心配です。
 東北支部のM支部長とは、2000年同志社で全国大会のシンポジウムで講師をした時に、終わってから話しかけてきたことがお付き合いの始まりでした。僕より数歳年下ですが、音楽や映画にも詳しく、その後学会でお会いするたびに話をするようになり、名古屋での夏季アメリカ研究セミナーの委員をしている関係上(実際は何もしていませんが)、2年前に発表者の推薦をお願いした事もありました。
 その前後、30数年ぶりに赴いた仙台での研究会で歓迎してくれたのが、S事務局長でした。僕の数少ない論文を読んでくれたとかで、今回も論集の共同執筆に誘ってくれたりしてくれましたが、6月のシンポジウムもその準備の意味合いもあります。
 そんな事で、東北支部との個人的かつ支部的交流が深まり、今まで以上に支部同士の連携をしていきましょうと言い合っていた矢先の大惨事に、言葉もありません。ただただ、皆さんのご無事と、速やかな復旧を祈るばかりです。