Body Language

昼過ぎにWowWowで『ザ・エージェント』の後半を何となく見る。話は大体知っていたけれどけっこう面白く見ました。日本ではあまり一般的でないスポーツ・エージェントの仕事と家庭についての物語ですが、主役のトム・クルーズと結婚するシングル・マザー役のレニー・ゼルウイガーが割とチャーミング。トム・クルーズは原題にもなっているJerry Maguireというスポーツ・エージェントで、大手の代理店でのあまり人間的とは言えない仕事の進め方を変えようとして首になります。そんな彼にただ一人ついていく会計担当がゼルウイガー扮する子連れのドロシー。彼を見捨てるのが恋人のエイヴりー(トラボルタ夫人のケリー・プレストン)。監督は依然紹介した『あの頃、ペニー・レインで』のキャメロン・クロウトム・クルーズとは『バニラ・スカイ』でも組んでいます。
 そののエイヴりーがジェリーに親指と人差し指を立てて、後の3本は寝せるハンド(フィンガー)・ジェスチャーをします。字幕では「負け犬」と出ていました。よく分からないので調べてみると、"Loser"の"L"でした。も一つ。今度はジェリーが担当するただ一人のアメフト・プレーヤー、ロッド(キューバ・G・Jr)がスランプを脱して名プレーを見せた後、ジェリーはチームのオーナーにまたあるボディ・ランゲージをします。字幕では「お金」と出ていました。身振りとしては親指以外の4本の指を掌の方に向けるようなものです。これは調べきれませんでした。残念。でもこの仕草はマフィア映画でも見た記憶があるような。
 で"L"の方はおでこの辺りに手を持ってくるようで、また"Liberalism"も意味する事もあるようです。そして「リベラルは負け犬だ」という"L"を両方の意味に使う事も。画像はたまたまチャーリー・シーンですが、偶然ケリー・プレストンの元恋人。そしてケリー・プレストントム・クルーズの元奥さんのニコール・キッドマンにも似たクール・ビューティという具合に、ハリウッドのややこしい恋愛相関図も垣間見せてくれます。