Boiler Maker

 ボッシュの『シティ・オブ・ボーン』で「ダーティ・ウオッカマティーニ」が登場したので、明日にでもドライ・ベルモット(できればNoilly Prat)を買って、作ってみようと思っています。えっとウオッカはあるので、後瓶詰オリーブと、シェーカーも買わねば。冷蔵庫にある瓶詰オリーブはいつからあるのか分からないし、古い家にあるシェーカーも使いたくないし。
 で今日はまたボッシュの『ラスト・コヨーテ』で「ジャック・ダニエルズの爆雷つき生ビール」とあるのでそれについてつまらない?薀蓄です。後から「ジャック・ダニエルズのショットを手に取り、ビアマグに入れて」とあるので、「ボイラー・メーカー」かと想像します。でも「爆雷つき」がどんな英語の訳なのかも少し気になります。
 僕はずっとボイラー・メーカーとはウイスキーをショット・グラスで飲みながら、ビールをチェーサーにする飲み方だと思っていました。これは毎晩、晩酌でやっています。でもそれはそれであっているのですが、映画で若い女性がビアマグ(パイント・グラスでもいいですが)にショット・グラスを落として、飲んでいる場面がありました。ミシェル・モナハンというアイルランドアメリカ人の女優です。ビールにウイスキーを入れればいいのに、ショット・グラスごと入れるところがポイントの様です。でも日本人からすると、その爆弾的で乱暴なカクテルのショット・グラスの清潔さが気になりますね。それと「ダーティ・ウオッカマティーニ」はボッシュが付きあい始めた女性と一緒に飲むのに選んだカクテルなのに対して、ボイラー・メーカーの方はてっとり早く酔っ払う1人呑みの混合種ですね。