ゆっくりと

 タイトルは「モレンジ一家」と考えたのですが、Aritsan Caskについてネットで調べていると「ゆっくりと」育った樫の木をゆっくりと乾燥させた樽で作ったウイスキーだと分かり「ゆっくりと」に変えました。
 Glenmrangieが好きで、今は店頭にないオリジナル(10年物)を味わっているうちに、15年物、Cellar 13(酒蔵13番と呼んでいます)、さらに「職人の樽」も見つけて買ってみました。これが500mlでけっこういい値段がするのですが、アメリカのミズーリ州オザーク山脈の日照量の少ない北向きの斜面でゆっくりと育ったオークの木を、通常は工場で機械的に乾燥されるところを、自然乾燥させて樽にします。この太陽と空気と時間を内に秘めた木の樽で9年間熟成させたのが「職人の樽」と呼ばれる一品です。自然の恵みをゆっくりと時間をかけてモルトに含んだお酒のラベルにはマスター・ブレンダ―の名前まで載っています。
 でも1リットルで、軽くて飲みやすい「酒蔵13番」が大酒のみには合っているようです。