禁煙の議論

 今日は7時半過ぎで2番目の出勤。昨日はある会議で大学における禁煙の徹底化が議論になった。囲いで覆った喫煙場所以外の、灰皿がある場所も撤去して喫煙にし、将来的には全学で喫煙できなくしようという提案でした。
 この提案に対して、一人をのぞいて皆次々に賛成の意見を述べていく。
 確かにそこは大学の大通りのような、高校生も通る場所で不適切とは思うが、全面禁煙の議論に違和感を覚えてしまう。確かに正論だけれど、禁煙原理主義とか健康至上主義というネガティブな表現も頭に浮かぶ。
 この違和感の根拠は、大学という公共空間が不潔でいいはずはないが、たばこの煙が少しくらい漂う人間の営みの場所で構わないという考えです。学生に無菌状態の空間を提供するのが大学の役割ではないような気がする。
 20歳から35歳で喘息になるまでロング・ピースを吸い続け、今病気も治ったので、酒を飲む席で友達の煙草をいたずらで吸う事も多い。煙草が健康にいい事はない、恐らく肺がんの原因の一つだろうと認めつつも、この程度の善ならざる行為を認めない社会の空気に居心地の悪さを感じるのは僕だけだろうか。