ご奉公

 昨日の機関長選挙で教務センター長に選ばれてしまった。機関長とは北海学園で使う用語のような気がする。学生部長、就職部長、入試部長、図書館長、開発研究所長、そして教務センター長の6機関長を全学教授会で選挙します。
 任期は2年ですが、2期4年やらされる可能性が強い。各機関長は何となく学部単位で決まる。最近は学生部長は法学部、就職部長は経営学部、入試部長は工学部、開発研究所長は経済学部です。それと教養部が97年に廃止されて以来、各学部に分属された共通教育担当者が機関長に選ばれる事は少ないようだ。これも何となくですが、学部の専門教育担当者が選ばれる事が多いような気がする。しかし今回は図書館長と教務センター長が旧教養部出身。
 それにしても僕よりも有能な人はいるのに、何故という思いが強い。しかも後10年しかないのに、そのうちの4年を取られてしまう。でも一方では共通教育委員長をした時とその翌年の東北・北海道地区一般教育研究会の実行委員長をした時以来の宿題である、教養教育(共通教育または一般教育)をきちんと再考するいい機会かも知れない。
 教務センター長は4年前にできた制度で、以前の教務委員会と各課程(教職、学芸員社会教育主事、図書館学、日本語教員養成)に関する業務を統括すると学則に規定されています。が、指導力とかリーダシップとかという言葉と無縁な人間(僕の事です)に「統括」なんてできるのだろうか。逆に「総括」されていしまいそう、なんて洒落にもならない。しかも学部間の調整という苦手な仕事も多いそうです。もっとも創造的な仕事も得意とは言えませんが。
 ま、例によってあまり深く考えずに、最後のご奉公と思って努めようかと。