メルヴィルが面白い

 先月の研究会ではメルヴィルの処女作『タイピー』が『白鯨』とミルトンの『失楽園』との関わりが論じられ、来週の支部大会の特別講演では「バートルビー」が扱われる。
 この「バートルビー」がカフカ的な、それもかなりブラック・ユーモアが塗されていて面白い。国書刊行会の『バベルの図書館』シリーズでは、ボルヘスの前書き付き、そして柴田元幸さんの『モンキー・ビジネス』での訳もある。で今は原書を読みつつある。
 どうもブログが低調なのは、年末で来年の時間割の最終調整が教務仕事としてあるのと、12月中に試験やまとめが必要な科目の準備に時間がかかるせいだろうか。