ジャズオーディオ鑑賞会

 夕方学園前から地下鉄に乗って大踊りに向かっていると、中学時代の友人Y君(MITUYA-CAFEのマスター)が肩をたたく。何でも月1回開催されているジャズオーディオ鑑賞会が琴似のロンドであるのでこれから行くのだと言う。僕も家へ帰る途中なのと、彼とはしばらく飲んでいなかったので、勝手に同行する。
 ジャズオーディオ鑑賞会は『北海道ジャズ物語』を編集・執筆した畔田俊彦さんと言う人が主催する会のようだ。写真の立っている人です。
 ロンドはマスターの息子さんが院生の時に非常勤講師をしていた開成高校の生徒だった。一緒に北24条のジャズ喫茶(確か「アイラー」)にも行った記憶があるが、『北海道ジャズ物語』に彼が高校の先生とジャズ喫茶でたばこを吸ったと書いていたがそんな事もあっただろうと思う。前に書いた教育実習先の高校生と飲んだりもしていたのだから。教師と言うよりは先輩気分で付き合っていた。思えばずいぶんとのんびりとしていた時代だった。
 さて観賞会ものんびりとした構成で畔田さんが北海道の女性シンガーのレコードを紹介していた。ロンドのアルティックを作ったという人も来ていて「電子アンプ」とか「パワー・トランジスタ」とか意味不明の言葉が飛び交っていた。何でもアルティックは中音域がよく鳴ってボーカルの再生に向いているのだとか。参加者は市内のジャズ喫茶、ライブ・ハウスの主人、ニセコからも「ランバー・ジャック」というお店の人が来ていた。
 無事2時間終了し、Y君と飲み直し。最後はお迎えに来たY君のお嬢さんの運転で帰宅。面白い経験だった。