ファンクとグルーヴ

 この定義の難しい言葉で表わされる両方の要素を持っているバンドがある。アラン(d)とニール(org)のエヴァンス兄弟とエリック・クラズノー(g)の三人からなる、Soulive(soulとliveをくっつけた名前)というグループで、ジャム・バンドフュージョン・ジャズ、オルガン・ファンクと呼ばれている。1999年のファーストアルバムTry It Outがいい。。
 オルガン・ジャズは昔から好きで、音が空間的に広がっていくサウンドは一時期のフランス産フィルム・ノワールによく使われていた。同時にその引き攣るようリフの中で微妙な変奏を生み、その持続する変奏がある種のグルーヴを生み出す(ような気がする)。授業でも使ったのだがその時にCDを失くしたようで今手元にない。ジョン・スコフィードが客演しているのも評価される。ジョン・スコはフィラデルフィアのクラブ「ブルー・ムーン」でライブを聴いた。ブルース・フィーリングをロックのイデオムで弾くような、尖ったようなスタイルが好きだ。