最終講義・送別会そして

 昨日の午後は退職される2先生の最終講義が行われた。宗教学のT先生の「ものとこころ」の話が面白かった。〜精神とかイデオロギーの無意味さと経典だけを研究するのではなく、写経・読経などの重要性も指摘されたが、それって後からの質問にも出てきた身体性をも含むものだと思う。また経典の様々な解釈が単なるテキスト・クリティックではなく、経典へのこだわりそのものを一つの宗教現象ととらえるメタ宗教論と言う指摘がとても興味深かった。 
 アイヌ文化のF先生の講義は最後の半分しか聞く事ができなかったが、「熊送り」という儀式の細部についての説明が面白い。映像があればと仰っていたがF先生の語りそのものがアイヌ文化に対する解釈と思想を表象していると後からきがついた。で、夕方2先生の送別会。僕が幹事の一人です。27名が出席してくれたが、主賓のF先生が5分ほど遅れて少しだけ焦った。
 支払いも済んで、今年度の幹事の仕事はすべて終了。偶然入口でお会いしたT先生と2次会へ。狸小路6丁目の「ベティ」でラムを飲みながら、音楽の話。3次会は「焼き鳥じゃんぼ」。ここでは隣のテーブルのベーシストのA君、奥さんのKさん、ギタリストのIさんとも話す。共通の知り合いで京都で寿司屋をやっているRさんの話など。
 帰宅は12時すぎで、今朝は1週間ぶりの二日酔いです。