焦らずに

 このブログのスタイル(はてなの広告の入らない、シンプルな)のモデルとさせてもらった学会仲間のブログを見ると年末サンフランシスコで開催されたMLLAの年次大会に参加したらしい。
 MLA(Modern Language Association)はアメリカにある英語文学関係の最大の学会だ。僕も2001年以来入会して、いつかこの12月末に開催される大会に出かけてみたいと思っていた。ただ時期が12月末なのと費用と出席してもそこで有意義に過ごせるか不安なのとでまだ実現しない。
 少し時間をかけて準備をして60前には行ってみたいと思うのだが。でもゆっくりと焦らずに大きな事業?の準備をしなければ。
 元旦は何もせず、読書とテレビ。テレビと言えば12月30日午後1時過ぎかなNHK総合で何気なく見ていた]「京都・丸竹夷にない小路」がとてもよかった。テレビ番組の半分以上はなくてもいいような無意味なメディアでもあると考えているのだが、何となく見る時は国内外の紀行ドキュメンタリー的なものを眺めている。今回たまたま見たのも教養・伝統ドキュメンタリーの分類に入ると思うのだが12月12日放送の再放送だったようだ。
 東西南北の通りで囲まれた京都の毛細血管のように張りめぐされた迷路のような、水を打った石畳の路地の奥に深い趣のある町屋が並んでいる。ほんのりと薄暗く緑に囲まれた庶民の伝統的な町屋。去年は5月と12月に京都に行ったけれど、殆ど学会にしか関心がなく京大と同志社の付近を少しだけ散歩しただけだった。しかしこの番組は京都への関心を掻き立てるような秀逸なものだった。今度は京都の路地探索をしてみよう。ここにも変わらない時間が流れているような気がする。
 ちょうどいい画像が見つからないので?、円山のお肉屋さん「マルヤ」のコールド・ビーフの写真です。ロースト・ビーフに似た生肉と塩気の具合が美味しい一品です。