コードの単純さと魅力

 ビートルズやディランの曲の弾き語りを目指していましたが、意外とコードが難しい。
 それで日本のフォーク/ニュー・ミュージックの楽譜集を買ってみました。
 しかし現在の日本のJ‐ポップに比べて洋楽(特にR&B系)は単純で少ないコードでも単調に聞こえないのは何故かという質問がよく目につきます。同じコード進行の繰り返しだけれど単調に聞こえない。
 その理由として、ボーカル/コーラスや楽器の強弱のアクセントや変化のタイミングなどのようです。またR&B系のコード進行Am Dm Am DmだけのパターンにAm Dm Am(D7かE7)のように最後のコード
を変えるだけで雰囲気がガラッと変わってしまう。
 グルーヴを理由に挙げる回答者もあり。コードが単純でもタイミングを微妙にずらしたり、音の強弱でグルーヴ(≒ノリ)を生み出している。この回答は前の回答とも一部重複しています。さらにこの理由には「ファンク」の要素も追加されています。
 ここで僕の関心のエリアに入ってきました。つまり「ファンク」は繰り返される中で生み出されるグルーヴの事でもある訳ですから。同じメロディーやコードを繰り返しながら、その前の演奏/歌唱も重層的に記憶的に積み重なっている訳で、飽きず聞いていられる理由になります。これで説明になっているだろうか、少し不安です。
昔は音叉とかピアノでやっていた調弦がネックにクリップしてチューニングができます。