初めての共催

きのう北大で英文学会の支部大会がありました。この時期にじっくりと北大構内を歩くのは久しぶりでしたが、本当に紅葉・黄葉がきれいでした。観光客も多かった。
 肝心の共催ですが、文学部門のシンポジウムがアメリカ文学会と共催にしました。先に英文学会の方のシンポについて話が合って、ちょうどその時期に英文学会の方の全国大会で仲間がシンポをやってとても良かったので、同じテーマを違うアプローチでやってもらう事に。ついでにアメリカ文学会のシンポを別途に企画するのが少ししんどかったので、共催にしてもらいました。
 英文学会の方の北海道支部長が、支部学会の活動の活性化を考えていたので、ちょうど渡りに船でした。午前中はナボコフの『プニン』の発表の司会。何とか無事終わり、近くのコンビニでサンドイッチを買い、研究会館のロビーでそそくさと昼食。午後は共催のシンポがとても良かった。リアリズムとロマンスの区別についての議論もあったのですが、テーマがリアリズム的(時事的、ジャーナリスティック)で描写はロマンスというのもありかなと思い質問をしました。
 K先生と上西さんと正門前でお茶をした後、講演も聞きました。偶然19世紀後半のリアリズムをテーマにした話で、O・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』を半リアリズムとしてとらえていました。
 6時からファカルティ・ハウス「エンレイ荘」で懇親会。その後シンポのメンバーと支部の仲間と駅北口のレストランで、ワイン・グラッパ・コーヒーで歓談しました。
 実は金曜がカナダの先生を迎えての学長主催の夕食会、土曜日は北大教養の担任の先生を囲んでサッポロビール園で宴会。3日続いたので少し疲れていましたが、どの会も結構楽しかった。