オープン・キャンパスと漱石

日曜は3回目のオープン・キャンパスでした。僕は2回目に続いて学部の個人相談の担当に。午後の3時間半ほどで4組と対応しました。受験生(高校3年)本人、本人と母親、代理の母親のみ、本人と両親という、見事に4パターンに分かれていました。
  前日土曜の夕方の2部(夜間)のみのオープン・キャンパスが盛況だった事と、日曜の相談で学費の質問が多かった事で、教育費について今までよりも関心が高い事が分かりました。大学進学はさせてやれるが、ほかにも兄弟がいて家計における教育費の問題が大きい。それと英米文化学科なので、3週間・3か月・8か月と短期語学研修から短期留学まで用意されているのにどのように参加できるか。英語の力もそうだけれど、費用も関心のあるところです。
  月曜の今日は、午後から出勤しようとおもい、のんびりと朝刊を読んでいると、連載中の『門』の宗助が日曜の散歩から戻るところで、翌日から出勤について考察している場面があります。日曜の夕方のちょっとした憂鬱は100年前のサラリーマンも共有していたのだなと思い当りました。また宗助夫婦が借りている家の大家の娘が弾いているピアノについて言及しているので、この時代でも裕福な家ではピアノがあったのだと。でも教える人はいたのでしょうか。