最後に向けて

 今年の夏は暑い。6月ころか冷夏と言う予想もあったけれど、あれは何だったのだろうか。まだ定期試験中ですが、学生も試験監督も暑くて冷房がないので大変です。僕は木曜の試験監督で欠席者を出席としてしまい。答案枚数が足らずあとから事務の人が確認するのに大変な思いをさせてしまいました。北海道は亜寒帯ではなく、温帯になりつつあるのでは。もしかしたら美味しい米ができるようになったのものせいかも知れないと妄想します。
 でも札幌の郊外で公園の緑が近くにある場所に住むと、朝夕は涼しい。その朝夕の涼しさを窓を閉めて閉じ込める高気密・高断熱の建物なので、それなりに快適です。それなりにというのは、1階は腕のいい大工さんが担当したので、機密はいい。しかし2階の方はそうではない人が担当した(ようで)、夏は暑く冬は寒い。でも研究室は西日がきついので、休みは家でのんびりとビールを飲みながら避暑をしています。もちろんレポートの採点がひと段落したからですが、1クラスの採点が終わるたびにミニ打ち上げの小宴をやっていると、結果的に飲み過ぎという事になって。
 さて、最近「最後に」というフレーズを連発していますが、あと6年で68歳の定年ですし、65で止めようかなとも思ったりもしますので、仕事的に終わりに近づいているかなと思います。でも研究をちゃんとして来なかったので、65才で大学を辞めて、68までの3年間で奥さんとあちこち地旅行をしながら、アメリカ(文学・文化)について1冊の本を書く事ができればと思ったりもします。