キャリー・バッグの問題

 1泊2日の旅行ではずいぶんと前に買ったボストン・バッグを使っていたけれど、2泊3日の場合はバッグがパンパンになるし、手に持つのも肩にかけるのも少ししんどくなってきた。それでキャリー・バッグ購入を検討し、あちこち見て回った。三越でちょっとお洒落なのが見つかったけれど、値段の点で家人からクレームが付き却下。その後、ビッグ・カメラで見た目はともかく1万以内でまあまあのがあったので即購入。しかし店員に念押しして確認したのだけれど、どうも国内線の機内持ち込みの寸法よりは大きく見える。製品説明のサイズは106cmで、115cm以内なのだが、荷物を詰めながら、千歳まで心配しながら行ったが、空港の保安検査を無事通過してほっとしました。家人にも言われましたが、本当に心配症と言うか、小心なんですね。それでいて大雑把。
 さて機内持ち込みはできましたが、このバッグ、機内の荷物収納棚に出し入れしたり、長い階段を持って上り下りするのに、僕の体格・年齢ではぎりぎり。という事は少し肩や肘に故障があったり、もう少し年を取るともっと面倒になる。もうちょっと小型のキャリー・バッグ購入も考えます。
でタイトルですが、実はキャリー・バッグを使っている人のバッグにつまづきそうになった事がある。ちょっと危険だなと思っていました。今回便利でもあったのですが、人に危険な思いをさせた事例が数件ありました。
 大雑把にいえば、キャリー・バッグを持つと普通の一人の人間の占有面積が広くなる。もう少し細かく言うと、持ち手の部分が後ろに広がる場合が多い。混んでいる場所で後ろに長く引っ張ると、その後ろにいる人は迷惑と思いながらも視野に入って来て注意するが、その場に急に入ってくる人は、人は見るが持ち手の部分は見ないで躓きそうになる。今回僕が加害者になりそうな事が3日間で3回あった。一人は軽くつまづいた。あわてて扉の閉まりかけた列車に乗ろうとした人はつまづきかけた。機内の客席から通路に出ようとした人は僕の後ろに入ろうとしてバッグに気が付いた。4輪の場合は自分の横で持つ方がいいのでしょうね。
 最後にまた言葉の話です。キャリー・バッグは英語では、持ち歩く鞄や買い物袋の意味であり、和製英語に近い。底に車輪がついた鞄はtrolley bagまたはtrolley caseだが、ただ単にsuite caseと呼ばれる事が多いらしい。確かにsuite caseで画像検索をすると、普通のスーツ・ケースとキャスター付きの両方が出てくる。うちではコロコロって言っているけれど、一般的にもコロコロ、カラカラとも呼ぶそうだ。