柔軟性

 先週出来上がった紀要を論文執筆に情報提供してくれた友人に送るべく土曜日の朝、近所の郵便局に行くと閉まっていました。そうかこういうところは土曜日休みなんですね。それで夕方デパートの郵便カウンターで郵送手続きをしました。これで大丈夫と思ったら、月曜の朝、大学のメールボックスに「宛先不明」で戻ってきた。学会の事務局を担当している時の封筒が残っていてそれを使用したので、大学に戻ってきたのですが。友人からのメールにある住所と、封筒に書いた住所を照合しても問題はない。どうして戻ってきたのか。
 それで近所の郵便局に持って行って確認しました。20分ほどかけて確認してもらったところ、昨年東京から札幌の実家に戻ってきた友人は実家への転居手続きをしていなかった。なるほど日本の郵便局は宛先の名前が違うと届けないと言う、何と律儀で真面目なのだろうと、一瞬感心した。が、すぐにそれはちょっと違うと思い直しました。
 友人の名前は同居しているお父上と一字しか違わないし、苗字も決して数多い名前ではない。そのままポストに入れて行くのは躊躇しても、呼び鈴を鳴らして、確認してもいいのではないだろうか。融通が利かないと言うか、柔軟性に欠けると言うか。ファースト・フードののお店のマニュアル化した店員と共通する行動パターンのようにも思えてきました。
 で、再度友人にお父様の名前をきいて、「○○様方」として再郵送。無事、届いたと言うメールが来て一件落着。