アフリカの音楽

 今日の夜「北米文化論」では「アメリカ音楽1」をやります。ロックン・ロールの始まりと、1950年代の黒人音楽を説明するのにやはり差別の歴史も必要になります。
 ロックの最後の方は、ワールド・ミュージックにもふれますが、サリフ・ケイタ、キング・サニー・アデと共に、セネガルのユッスン・ン・ドールとナイジェリアのキザイア・ジョーンズも紹介します。ユッスン・ン・ドールほど知られていないこのキザイア・ジョーンズ、最初のアルバムBluefunk Is a Factで1992年デビューしましたが、僕は1995年のAfrican Space Craftに入っているMillion Miles from Homeのアコースティック・ギターの激しいストロークをバックに歌うその声にしびれてしまいました。
 
 このジャケット写真を見ると前にもブログした様な記憶も微かにありますが、少し違う視点からのコメントもしていますので。キザイア・ジョーンズはロンドンのパブリック・スクールに入りますが、ドロップ・アウトして、パリでバンスキング(ストリート・ミュージシャンとして演奏)している時に見いだされ、前記のようにデビューしました。その頃『ガーターベルトの夜』の監督(兼女優)のヴィルジニ・テヴネの『サム・サフィ』に出演して、音楽も担当しています。
 キザイア・ジョーンズはナイジェリアの伝説的な先輩ミュージシャンであるフェラ・クティの影響も受けています。こちらのAfro Beatの代表的なフェラ・クティのWater Get No Enemyも同時に紹介します。これもタイトルもサウンドも素敵です。EarthyでPopでDancableです。
 http://www.youtube.com/watch?v=X829_cOHWVY&feature=related
 http://www.youtube.com/watch?v=IQBC5URoF0s&feature=related