お坊さんの話

 昨年の11月に義母が、そして12月義父が亡くなってから、ずいぶんとお坊さんの読経とお話を聴いてきました。
 基本的にお経は分かりません。しかしその後のお話は面白い。やはり勉強をしていると思いました。若くて話し方がまだ慣れていない人もいますが。家内の実家は浄土真宗西本願寺派。四十九日の前に故人はすでに仏様になっているので、お通夜の香典も「ご仏前」でもいいとか。忌中は神道からきて死者を穢れとみなす事を一般の人は知らないととか、いろんな事が分かりました。
 また経の読み方の、抑揚、発音などについても一家言あるお坊さんがいて、これも音楽的に興味深く聞きました。しかしその後に、家康が宗教を世俗から遠ざけたので、仏教は冠婚葬祭のものだけになってしまったと言う話が第2部?としてあって、これも面白かったのですが長かった。お経が14分、お話が15分くらいでちょうどいいのですが、話が2つ目のテーマに行くと、足もしびれ、内容が悪くないのに早く終わってとひたすら思うようになってしまします。
 でも教師と違って、お坊さんは聞き手が真面目に耳を傾ける態度なので、好きなように話し続けられるのでしょうね。お坊さんって人の気持ちが分かる人なのではと言うのは幻想だったような気がします。でも話の内容は悪くないけど。