北米論

 4年前から2部で担当している「北米論」は「都市と郊外」という視点から話をしてきました。都市論は70年代辺りから文化論では普通のパラダイムですが、どうもうちの2部の学生には少し負担だったようで、僕自身の話の進め方のせいもあるのでしょうが、30数名の履修者が徐々に減って今は20名弱です。
 それで今年から以前共通教育で担当していた「現代文化論」(実質は「アメリカ文化論」)のように一般的なアメリカ文化論でやっています。そこでは簡単なアメリカ史のおさらいから、他民族国家としてのアメリカ、そして映画の誕生、アメリカ映画特有のジャンルとしての西部劇とミュージカルを来週やる予定です。音楽についても2回くらい。
 どうもこの方が学生の受けもいいようで、教師が気負ってやる内容って、どうもそれだけでは難しい事も多いですね。つまり自分自身が「都市と郊外」について興味を持っているのですが、勉強しながら学生に伝えるのは、教えるまでのレベルに達していない事にもなるようです。