ポップアートの実作

 次の週の4年ゼミ中間報告は2本立てで、『タイタニック』とポップアートのについて。『タイタニック』は映画と基になった史実の紹介、当時の文化的状況(乗客の差別)と主人公の恋愛の評価などについて。大作映画を取り上げての発表は予想したよりもよかったのでほっとする。
 次のSさんのポップアートは、絵が好きな本人の実作も含めて面白かった。ゼミ決定の研究室訪問の時に「卒業研究」というのは「卒業論文」でなくて、絵や音楽や映画の実作をCDやDVDその他の形式で提出する可能性も含めての名称なんだよ説明したので、それに呼応する学生が今年の4年や3年に出てきています。
 このSさんは昨年夏のマツモト・ヨウコさんの個展のレポートでも的確な、そして自分も絵をかく学生の視点からのレポートがすぐれていました。都市の記号などの用語を使っているのですが、それがもう少し自分のものとなればいい。
 ポップアートを模した実作(見本)が嵐の何とかいう俳優の顔なのが今風だろうか。