新聞の力

 4月から「履修証明プログラム」というのを開設します。平成18年の学校教育法の改正により大学等における「履修証明制度」が創設され、これまでの科目等履修生制度などより積極的な社会貢献を促進する事が求められるようになりました。つまり大学の研究・教育の成果を社会に還元しなさいと言う事のようです。具体的には学位までには至らないけれど、一定のまとまりのある学習プログラム(履修証明プログラム)を開設し、その修了者に対して法に基づく履修証明書を交付できる事になりました。授業時間は100時間以上、授業料も5万円近くかかります。
 北海学園では2部の外国語(英語以外の5つの語種)が既存のクラスの中で定員を決めて募集する事にしました。その語学関係者と教務センターで協力しながら4月の開設に向けて準備を進めてきましたが、受講生って来るのかなと若干心配なところもありました。地下鉄のポスターも今週1週間の期間限定で掲示しています。そんな事を協議会で報告した夕方、北海道新聞に本学の履修証明プログラムの記事が載りました。広告ではありません。教務センター事務長の知り合いに話をしたら思ったより大きな扱いにしてくれて、すぐに反響が。その後昨日も目の前で教務センター窓口に応募者が現れたり、電話の問い合わせが来たり、嬉しい悲鳴状態の様です。昨今、テレビに食われている活字メディアの苦境が取りざたされていますが、伝統的な新聞の力を再認識しました。