学生の美的センス

 夏休み初めの課題として、3年のゼミ生に「マツモトヨウコ絵画展」に行って1000字程度のレポートを書くように指示した。しかし12名のうち8名しか提出していない?!
 でも提出されたレポートはどれもきちんを絵を見て言葉にしているのでそこそこ?感心しました。それもわがゼミは3倍の応募から選抜されている俊英でもありますし。
 でもその中でもSさんはイラストなどをたしなむとかで他のレポートよりも頭一つ分抜け出ているように思われた。
 マツモトさんの絵の色使いや、日常的なものを描いて登場しない不在の人物の存在を感じさせてくれるなどの指摘は他の学生もしていたが、洋風な構図なのにレトロな雰囲気があるなどの発見は面白い。マツモトさんの説明によると和紙に似たフランス製の洋紙を使い、原色に少し色を混ぜて明るい色の中に「和」のテイストと懐かしさのような雰囲気を出すのだそうです。
 そんな事を考えながら、また家に飾ってある作品を見ようと思います。