坦々麺の旅

 しばらく中断していた理想の?坦々麺を探す旅を再開する。この日は午前中の授業を終えて、午後2時の会議の前に東急ハンズに注文していた魔法瓶(1リットル、テニス用)を取りに行き、少し南下するとそこはもう狸小路でした。
 ホテル・サンルートの2階の紅灯楼に吸い込まれるように入っていく。坦々麺とチャーハン・セット。中華の麺ではない点が及第。でもスープにこくがない。
 翌日原稿を提出し、北12条の地下鉄を降りて、秀岳荘で通勤用のデイ・パック(20リットル)を購入、そしてガイドブックで調べておいた、北15条の鳳麗華へ。ここではぎょうざとビールで論文提出の小お祝い。餃子はチャイナ・パークのぱりっとした皮とは違い、もちもち。で中はジューシィ。
 坦々麺はラーメンの麺とも、中華の麺とも違い、少しつるっとして太さもある。スープは刻み玉ねぎとカシュー・ナッツが面白い食感を出している。北大の傍なので、中国人の留学生などもいる。
 スープはホテルに入っている中華のお店が、甘味と酸味をおさえた、ちゃんとしたこくと深みのある辛味を出しているお店が多い。しかし麺が中華の麺(細くて、腰がない)なので、物足りない。もともとの坦々麺は汁はほんの少しなので、現在のようなスープたっぷりの坦々麺は、痲婆豆腐を普及させた陳さんが日本に紹介したようだ。
 まだ理想の坦々麺を探しての(意味のない?)旅は続きそうです。
 写真は鳳麗華の坦々麺。