畏友W君からのメール

 大学の教養時代の仲間と今でも付き合いがある、というか最も親しい友人たちなのだが、その一人W君からメールが来た。このブログを読んでくれているのだが、コメントはネット上ではなくメールできます。
 さて「書評の作法」の最後に触れようと考えていた日本の作家は丸谷才一で、書評について意識的な人だ。つまり書評とはこういうものだという見識を持って、さらにそれを明確にしつつ、書評を書く、日本では珍しい作家。何故かそのしたり顔が気に入らない時もあるけれど(笑)。
 W君はメールで丸谷才一の書評本を紹介してくれた。鋭い。W君はロンドンに滞在中はロンドンの歴史、ニューヨークに滞在中はその歴史に詳しくなるという、僕よりも大学教員にふさわしい、知的なもしくは知的意欲の旺盛な人物です。こんなに褒めたのは初めてなので本人は苦笑いしているかも。