1月に雨が・・・
昨日は雨と風で大変だった。もともとオンボロの傘が完全にお釈迦になった。それで今日は最高気温が零下3度。世界情勢や日本の不況や政治と同様、天候もバランスを欠いているような。
だからと言って雨の写真は気がめいるので、昨年9月に学生を引率していた時に訪れたトロント市の風景。ダウンタウンにトロント大学があるのだけれど、その音楽学部のキャンパスと言うか建物と緑に覆われた庭がとても素敵だった。すぐ近くに州立議会やロイヤル・トロント博物館がある。研修はトロントからバスで1時間強のブロック大学(セント・キャサリン市)で3週間。大学の受け入れプログラムが確立しているので、引率はもしもの時のために必要と言う事で、何もないのでけっこうのんびりした時間を過ごした。
車で30分のところにナイアガラの滝があり、ナイアガラ・オン・ザ・レイクというビクトリア朝の建物が残る景勝地も近い。ワイナリーもたくさんある。セント・キャサリン市の市内見学の時に女性スタッフ(アイルランド系白人)がハリエット・タブマンが一時期住んでいたと誇らしげに説明したとのが印象的だった。元黒人奴隷で多くの奴隷を自由州やカナダに逃亡させる地下鉄道の指導者の一人だった。女モーゼとかブラック・モーゼと呼ばれリンカーンと並んだ肖像画もある。
そんな事を書いているうちに雪が本格的に降ってきた。今日の午後に学長選挙がある。選挙管理委員長としては多くの教員が出席して、早めの投票で済む事を祈るが。