2010-01-03から1日間の記事一覧

カイロスの唄

眼をすえ 唇をかみしめ/わたしは通りすぎる/不動の万象の間を たれもわたしの近づくのを知らない/長い髪をなびかせて/わたしはひとつの速さである 『花火』(1956年)に収録されている多田智満子の「カイロスの唄」の冒頭です。フランスの思想関係の翻訳…