教科書と授業

 2学期木曜日の4時間目に「現代文化論」という教養科目を担当していますが、来年についても頼まれた。
 この科目、実は自分の書いた本を教科書にするので、それについて補足や詳細な説明をすればいいのだと軽く考えていたのですが、違いました。
 理由はアメリカ文化(文学・映画・音楽その他)についてある程度知っている人が読むと分かるように書いているのが、学生はそのような予備的な前提になる知識が少ない/ないんですね。
 その結果、次の曜日の該当箇所の本のデータをワードに貼り付けて、それを時系列など分かりやすく再構成してレジュメを予めて作成して、授業の前に学生に提示しています。
 それが5時間くらいかかります。そのレジュメを大学のHPにアップしていますが、それを学生はダウンロードして印刷して、読んでかつ授業に持参する事が望ましい。
 でも今年作ったレジュメがあれば、来年はそれを基に少しだけ訂正・追加をするだけですみます。
 まだ6回が終わっただけで、まだ11回ありますが、今日もすでに来週の準備を始めています。
 ただ自分の書いた本を学生が授業に持って来て、開いているのを見るのは初めて。気恥ずかしいが、少しうれしい。