要約の練習

基礎ゼミで、読みと要約の章があるので、要約の練習をしてみました。基礎ゼミのテキストに要約の例文があるのですが、これが論旨の運びや結論に少し問題ある。結論が間違っていると言うのではなく、そのエッセイのポイントとずれた結論になっていて、ま、それはそれでエッセイのいろんな書き方の例としてありえると思いました。
 つまり、一方では英語の授業で使うテキストのキーワードやキー・センテンスを意識した読み方のつまらなさを感じていたので、日本語の文章の独特の論理についてはそれなりに面白い。というか、文学的には明らかにその方が面白いと思いつつ、内田樹さんのブログから教育と効率の問題について、4000字のエッセイを学生の課題として出しました。しかし要約の字数を500字くらいとしたのは少し短すぎたような。
 授業ではワードのコメント機能を使って、用意した要約の例を紹介。最初は1000字くらいになりました。ハイライトで要約に入れる部分=キー・センテンスの選び方、「言い換えると」や例証の部分などは省く事が可能。2回目の要約でも700字くらいになったので、要約の字数は全体の2割くらいなのかなと課題を出した後に思いました。