採点と雪かき

 天気が悪いので、在宅して試験とレポートの採点。そして断続的に降り続ける雪の整理。天気のせいかはじめてごみ収集が来ない。積雪量よりも吹雪模様の天気です。
 「北米文化論」のレポート提出締切日なので、続々メールが来ます。ワードのファイルを添付してもらい、採点(ワードの校閲機能も使い)して、メールで返却します。27名履修で23名提出予定、現在19本。ABCのCレベルも多いくて少しがっかりしています。でもその中でもAないしはBプラスのものがあるとほっとして採点を続ける気力が。
 いいレポートの例です。「ブルースはミニマルな音楽だ」という指摘は初めて耳にするけれど、確かにその通り。「都市と郊外」という授業の枠組みとは少しだけづれるけれど、「アーバン・ブルースとカントリー・ブルース」の比較は興味深い。
 もう一つは『グラン・トリノ』を取り上げ、主人公のコワルスキーの郊外での暮らしぶりに閉鎖的な居住空間とそれを打ち破る外部からの侵入者(モン族の一家)、そして50年代の名車グラン・トリノに主人公の生き方を重ねるなど面白かったです。
 それから古い家の雪かきをしたついでに黒人探偵の例イージー・ローリング(ウオルター・モズリーの『ブルー・ドレスの女』)を発見。夕刊では友川かずきの記事が出ていて、70年代フォークをYouTubeで見ました。遠藤賢二、下田逸郎大塚まさじ高田渡・・・懐かしい。特にエンケンは今でも爆発していますよね。友川かずき高田渡エンケンなど懐古的でなく映画になる個性的なミュージシャンがいた、というか出現していたんだなあ、という感慨。