Broken Trail 遥かなる旅路

 最近研究費で買いたい本がなく、DVDを購入することが多い。今回はコロンビア映画の西部劇クラシック5本入りボックスを3つ買ってしまった。それとは別にやはり研究費でTVミニ・シリーズをDVD化した『Broken Trail 遥かなる旅路』を購入し、やっと見ることができました。
 しかも1枚目は今のテレビで見ることが出てきたのですが、なぜか2枚目は見ることができず、書斎のデスクトップでみました。いまどきテレビのDVD操作ができないというのは、原始人みたいのものかもしれません。
 ともかく120分以上の本編を楽しみました。オレゴンからワイオミングまで馬を運ぶ叔父と甥。叔父はロバート・デュヴァル、甥がトーマス・ヘイデン・チャーチ。このT・H・チャーチという俳優、よく考え見たら最近見た『サイドウエイ』の準主役で印象に残った俳優でした。
 『サイドウエイ』の主人公は『アメリカン・スプレンダー』で異彩を放ったポール・ジャマッティ。作家志望のワイン好きの高校教師。その友人役で結婚式間近のTV俳優をT・H・チャーチが演じた。長髪・低音の少し悪役顔のプレイ・ボーイを好演していました。
 今回は髪を短くしていたのでしばらく分かりませんでした。このT・H・チャーチの寡黙なカウボーイがいい味を出しています。監督のウオルター・ヒルは久しぶりですが、男臭い映画が多かったのですけれど、今回は長尺の西部劇を家族や、娼婦として買われた若い中国人とカウ・ボーイの交流など味わい深く演出し、ロケ先のカナダの風景も含めて楽しく見ました。