2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

リベラル・アーツの有用性

昨日は書店で時代の定点観測?のために3冊ほど雑誌を購入。ラインナップは『現代思想』(特集「オバマは何を変えるか」)、『中央公論』(特集「日本語は亡びるのか」)、『Esquire』(特集「もう一度、学校へ行こう」)。 で「もう一度、学校へ行こう」の副…

明るいプラグマティズム

映画Changelingのところで最後に触れた「明るいプラグマティズム」はアメリカの特質の一つであるように思う。2月26日の朝日の朝刊Opinionにプリンストンに留学中の細谷雄一慶応準教授が「修正続け成長 国民に自信」というコラムを書いていた。明るいプラグマ…

少しは仕事も

昨日は次年度の教務委員の仕事の一つ、学部の保護者懇談会について打ち合わせ。札幌だけではなく、旭川・函館・帯広と入試の地方会場と同じ場所で全学年の父母を対象に開催する。そして英語教員会議の案内を発信。大学には13名の共通教育英語の担当者が各学…

葛藤と喪失そして希望

総合研究という学部を横断した研究助成を受けた仲間と打ち合わせを兼ねた打ち上げをした。その場所がスガイのすぐ裏手にある「ござる」というお店だったのと、時間がちょうどあったのでChangelingを見た。会員になったので料金は1,000円。 クリント・イース…

『ガラスの動物園』と時代

月末のワークショップで取り上げるので『ガラスの動物園』を再読。短いのですぐ読めます。で、例によって作品にまつわるトリヴィアルな事が気になります。何故かいつでも作品そのものよりもその周辺が気になる。テネシー・ウィリアムズが33歳の時、1944年初…

悪の造型と独白

『キネマ旬報』の2月下旬号に今年のベスト・テンが載っているが、ベスト・ワンが『ノー・カントリー』だった。例によって原作とDVDを比べてみる。映画では組織の金を奪ったモス(ベトナム帰還兵)を追う殺し屋のシュガーがスペイン人俳優ハビエル・バルデム…